ホテルローヤル　ラストシーン考察

今回は、ホテルローヤルのラストシーンについて考察したいと思います。

ネタバレがあるのでご注意下さい。

ホテルローヤルで高校教師と生徒の女子高生の心中事件が起こってしまい、ホテルローヤルの客足は激減し、既に母親は年下の浮気相手の男と逃げ、残された父も病に倒れてしまい、雅代が中心となって経営していたラブホテルも存続が厳しくなり、廃業する事になりました。

ラブホテル経営からも、以前の夢だった美大入学の夢も諦めて生まれ育った釧路から旅立つ決意をした雅代は、釧路を去る前に創業当時の両親の写真や、寂れてしまった釧路への思いを馳せ、親には親の事情がある事を理解し、精神的にも大人になります。

受験生だったころの雅代は、ラブホテル経営やアダルトグッズに対して明らかな拒否感を示していましたが、色々な人と触れ合ううちに大人になり、かつて密かに憧れていた宮川とのラブシーンもありました。

この後雅代がどこに向かい何をするのかは描かれていませんが、その後が気になるラストシーンでした。

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ホテルローヤルの見どころ

一番の見どころは、雅代（波瑠）と宮川（松山ケンイチ）のラブシーンに至るまでの一連の流れです。

受験生だったころの雅代は、ラブホテル経営やアダルトグッズに対して明らかな拒否感を示していましたが、色々な人と触れ合ううちに大人になり、雅代から宮川をアダルトグッズを使ったセックスに誘ったシーンは予想外でした。

宮川は雅代の願いを聞いてセックスをしようとしますが、妻の顔を思い浮かべてしまい結局セックスする事は出来ないまま終わってしまいます。

しかし、雅代はがっかりする事なく、想定内だったかのように振る舞ったシーンは、雅代が大人の女性として成熟した事を感じさせ、ホテルローヤルの一番の見どころではないかと思いました。

優しい宮川は一度は雅代の願いを聞き入れ、セックスを試みます。
しかし既婚者の宮川は妻の顔を思い出し結局一線を超えることはできませんでした。

印象に残ったセリフ・シーン

私が特に印象に残ったホテルローヤルの中のセリフで、最終的には心中してしまった、岡山天音演じる高校教師と、伊藤沙莉演じる女子高生の会話で、教師が発したキャバ嬢に向いている女の3つの特徴として以下の3つを挙げ、後からその理由がわかり伏線が回収されたシーンはインパクトがありました。

さらに、上記の雅代と宮川のラブシーンにつながるまでの会話も必見です。

キャバ嬢に向いている女性の3つの特徴

・ひたむきである
・したたかである
・人を騙す事に立派な理由をつけられる

より詳細は、ぜひホテルローヤルを見てご自身でご確認頂けたらと思います。

みんなの評判は？

ホテルローヤルのラストシーンはTwitterでもかなり話題になりました。

ホテルローヤル、原作を読み返して2回目観てきた。
ネタバレツイートしたくないのであんまり書かないけど、原作と映画のラストシーンの違いで印象が全然違うものになった。それぞれがとても心地良い。#ホテルローヤル公開

— scan (@makiishi_dori) December 3, 2020

釧路の町もホテルローヤルも30年前からずいぶん変わった…ラストシーンは胸が熱くて涙が溢れる

波瑠ちゃんが…和商市場や北大通、幣舞橋やら私の青春の場所で撮影してくれたことも本当に感激😂

ホテルローヤルが釧路湿原を最高に見渡せる場所なのはずっと変わらない…それだけは。#ホテルローヤル

— mimosa (@mimosa_aroma) November 25, 2020

映画『ホテルローヤル』
安顕が出てるので観て来たけど
面白かった
ラストシーン好きだなぁ👍

2020.11.23#ホテルローヤル #安田顕 #波瑠 #松山ケンイチ #ユナイテッドシネマ浦和 #街はもうクリスマス #영화 場所: ユナイテッド・シネマ・浦和 https://t.co/l07h3KWhG5

— Aki (@ShigeandAki) November 23, 2020