AI崩壊の黒幕（真犯人）と衝撃の動機を解説

今回は、映画「AI崩壊」の黒幕（真犯人）と衝撃の動機を解説します。

ネタバレ要素があるので、閲覧には十分ご注意下さい。

AI崩壊では、主人公の天才科学者・桐生浩介（大沢たかお）が開発したAI「のぞみ」が突然暴走し始めてしまい、全国各地でありとあらゆる混乱を引き起こし、さらには生産性の低い「価値が無い」人間を「抹殺」する狂気の命の選別がAIにより始まります。

桐生はこの騒動を引き起こしたテロリストとして指名手配されますが、協力者の存在もあり捕まらずに、仲間の死など犠牲を払いながらも逃げ延びる事が出来、ついに真犯人を突き止める事に成功します。

その黒幕（真犯人）こそ、史上最年少の警察庁警備局理事官であり、サイバー犯罪対策課の指揮をとるエリートのキャリア・桜庭誠（岩田剛典）でした。

桜庭は地位を不正に利用して、桐生からAIのぞみを託した義理の弟である西村悟（賀来賢人）を騙し、恐怖の命の選別をする不正コードを西村に渡し、AIのぞみに読み込ませていたのです。

AI崩壊の黒幕（真犯人）の身勝手な動機とは？

桜庭がこのような恐ろしい命の選別をした理由は、破綻状態にある日本を救うためでした。

桜庭の身勝手な主張によれば、生産性の低い老人や生活保護者、収入が低い人などを国が養うのはもはや不可能であり、現状のままでは日本は崩壊するので、国を立て直すためには、生産性の低い人間を「粛清」する必要があるとの事です。

実は、桜庭は警察の上層部や政府の人間ともつながっており、命の選別計画に反対していた前総理を殺害したのも桜庭一派の仕業でした。

当然、生産性によって人の命の価値の選別をする事などは許されませんが、かつての高度成長期と違い、厳しい時代であるのは間違いがないので、考えされられてしまいましたね・・・

一つだけ少し残念だったのは、AI崩壊では割と早い段階で、この男が黒幕ではないかと推測がついてしまい、意外性が欠けていた点でしょうか。

ただ、全体的にはかなり楽しめた映画でした。

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AI崩壊の見どころ

AI崩壊の個人的な見どころは、桐生の逃亡劇です。

細かいツッコミを入れると、武装しているわけでもない桐生一人を大勢の警察があんなに時間と人をかけて捕まえられないのかと言いたくなりますが、それでも天才科学者の桐生が、警察のAIを使った操作手法にすぐ気が付き、スマホや車、防犯カメラなどあらゆる電子機器を警戒しながら計算づくで逃げる様子は大きな見どころでした。

さらに、ホログラムを偽装したり、他の違反者を桐生と誤認させて警察を撹乱するなどこの展開は思わず惹き込まれました。

また、昔ながらのアナログ派刑事の合田京一(三浦友和)と部下の刑事・奥瀬久未(広瀬アリス)のコンビのやり取りも個人的には面白かったです。

AI崩壊で印象に残ったセリフ・シーン

逮捕された桜庭の取り調べシーンの下記の3つのセリフが特に印象的でした。

「人間はもうすぐ地球の主人公の座から降りるんです」
「AIの暴走が収まったかどうかはもう人間にはわからないんです。」
「望む望まないは別として、人工知能が人の生死を選別する時代は来ますよ」

中国ではAIによる超監視社会が既にありますし、日本の将来はどうなるんだろうと考えさせられるシーンでした。

みんなの評判は？

AI崩壊の黒幕はTwitterでもかなり話題になりました。

AI崩壊で一番面白かったの、ラストでもう絶対揺るがん勝ち確だった黒幕が突然みんなの前でペラペラ動機話し始めてしかもそれを全世界中継セレモニーされちゃったときに「やられた…」みたいなツラしてたところ(ばいきんまんより詰めがあまあまで最高だった)

— ばりむしゃ (@homouma) February 5, 2022