「AI崩壊」ラストシーンの考察とまとめ

今回は、映画「AI崩壊」のラストシーンを考察します。

ネタバレがあるためご注意下さい。

AI崩壊のラスト前のシーンで、逮捕された黒幕（真犯人）の桜庭が

「人間はもうすぐ地球の主人公の座から降りるんです」
「AIの暴走が収まったかどうかはもう人間にはわからないんです。」
「望む望まないは別として、人工知能が人の生死を選別する時代は来ますよ」

このように言っていますが、生死を選別するかはともかく、能力をAIが選別する時代は間違いなく来ると思いますし、避けられない流れだと思います。

AIにより膨大な個人情報が今後管理される事は容易に予想が出来ますし、既に中国では超監視社会になっています。

20～30年程前は、中国の独裁はIT化が進めば崩壊すると多くの専門家が予想していました。

なぜなら、民間で政府がコントロールできないネットの力により、中国共産党の独裁体制の維持は不可能になると予想されていたからです。

しかし、現状はその予想とは正反対で、政府のIT管理は徹底され、崩壊どころか独裁体制が強まる一方です。

日本は独裁国家ではないので中国のようになる事はないと思いますが、個人情報の徹底管理によるITによる選別は現状より進む事は間違いないと思われます。

そして、ラストシーンでは、AIは人間を幸せに出来るかという記者と娘の問いに対して、「親が子を幸せに出来るかと同じ」と桐生は娘に語りかけます。

正直、このセリフは非常に共感しました。

人間の親も虐待、ネグレクトなど様々な問題がある家庭も多いですが、AIによる管理化が更に進むとどうなるのか？　運用する人間にも大きく左右されると思いますが、桜庭のような人間が実験を握ったら地獄絵図になる事は間違いないので非常に考えさせられます。

今後の世の中は、自動車の自動運転など、AI化の便利さから逃れる事は出来ません。

運用する人間の努力が非常に重要になると思います。

そんな衝撃のラストシーンが展開される「AI崩壊」をチェックしたいあなたへ！

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AI崩壊　総合評価＆あらすじ

2030年。人々の生活を支える医療AI「のぞみ」の開発者である桐生浩介（大沢たかお）は、その功績が認められ娘と共に久々に日本に帰国する。

英雄のような扱いを受ける桐生だったが、突如のぞみが暴走を開始――人間の生きる価値を合理的に選別し、殺戮を始める。

警察庁の天才捜査官・桜庭（岩田剛典）は、AIを暴走させたテロリストを開発者である桐生と断定。日本中に張り巡らされたAI監視網で、逃亡者・桐生を追い詰める。

桐生が開発したAIを管理していたのは、桐生の亡き妻でありAI共同開発者の望（松嶋菜々子）の弟、西村（賀来賢人）。

事件の鍵を握る西村も奔走する一方で、所轄のベテラン刑事・合田（三浦友和）と捜査一課の新米刑事・奥瀬（広瀬アリス）は足を使った捜査で桐生に迫る。

日本中がパニックに陥る中、桐生の決死の逃亡の果てに待っているものとは？一体、なぜAIは暴走したのか？止まらないAI社会の崩壊は、衝撃の結末へ――。

出典：Filmarks

AI崩壊は個人的には、真犯人（黒幕）がすぐに推測出来てしまう事を除けば、十分楽しめました。

みんなの評判は？

AI崩壊のラストシーンはTwitterでもかなり話題になりました。

昨日観に行ってきました
近い将来ほんとにAIに支配されているかもしれないってリアリティを感じれた
桜庭誠がスクリーンに映った瞬間一気に緊張感が増して椅子に座る体勢を整えたほど…ラストシーンの衝撃は凄かったです…1人でもたくさんの方に観ていただけますように🙏🏻 #岩田剛典 #AI崩壊 pic.twitter.com/VsmWIG0LpY

— emi. (@gun36__precious) February 2, 2020

岩ちゃんが「なあ、そうだろ？」と画面のこちら側の我々に語り掛けてくる名も無きの予告、AI崩壊のラストシーンを思い出すよ

— 沢木 (@na_rcissus) November 22, 2020

録画してあった「AI崩壊」を観たのだけど、ラストシーンの一言がたいへん上手いと思った。AIは人を幸せにできるかという問いはつまり、親は子を幸せにできるかと言い替えられることかもしれないというもの。
これは本当に言い得ているようにおもう。

— チエルーム (@chieroom) September 26, 2021